こんにちは!
REPRO-PARK(リプロパーク)です。
本日はRAF SIMONS(ラフシモンズ)のジャケットのお修理です。
このブログを機に、デザイナーのラフ・シモンズさんについて調べてみると、2017年に来日された際のインタビューを見つけました。
https://www.fashionsnap.com/article/raf-simons-interview/
そのインタビューで、シモンズさんはファッションについて
「クリエーティブな考えやデザインを表現するための"beautiful instrument(=美しい手段)"」
だとお答えになっています。
このインタビューを見ているとこんな考えの元で、あのクリエーティブで、自由なかっこいいデザインのお洋服が生まれているんだなーと思い、RAF SIMONSのお洋服を見る目がまた変わってきますよね!
自分の持っている洋服や、お客様のお品物でもデザイナーや作り手側の方について知ることができると、それぞれのお洋服に対する想いや、考え方に触れることができて、より一層愛着が湧いてきてしまいます。
お客様が大切にされているお気持ちはもちろん、このように色んな思い入れの詰まったお洋服を長く着て頂けるよう、お直しという形で少しでも貢献していけたらと思っております。
長々とお話してしまいましたが、肝心のRAF SIMONS(ラフシモンズ)の虫食いのお修理のお写真です。
RAF SIMONS(ラフシモンズ) 虫食い
【BEFORE】
【AFTER】
こちらはウール素材ということもあって、袖の部分が虫食いにあってしまい小さく穴が開いていました。
そこを以前ブログで紹介させて頂いた「接着補修」という方法で、縫製を行わず修理をしています。
このぐらいの大きさの穴であれば、縫い代など見えない部分から生地を採取し貼り付けをすることでお修理を行うことができ、仕上がりもお写真のようにナチュラルに仕上げることができます。
お客様が大切なお洋服を長く愛用して頂けるよう、お品物の状態によって、一番適したお修理方法をご提案させて頂ければと思います。ぜひお気軽にご相談下さい!